[最終更新日]  [公開日] 2019/10/7

生産管理の仕事内容とは?業務に向いているのはどんな人?

生産管理の業務内容は多岐にわたります。生産計画の作成からはじまり、資材の調達や製品が作られる工程の管理はもちろん、製品が市場に出るまでの営業とのやりとりも行うのが工場の生産管理です。

まさに工場の司令塔というべきポジションの仕事です。工場の生産管理の仕事内容やメリット・デメリット、製造業の生産管理で働くために必要なことをご紹介します。

工場の生産管理の業務内容

実際に製品ができあがるまで、工場内では様々な工程を経ます。製品の生産工程が全般的に適切に進んでいくように管理するのが、工場の生産管理の仕事です。さらに、営業部門や取引先とのやりとりも行います。

生産計画の立案や変更

工場では、あらかじめ立てられた生産計画に沿って製品が作られていきます。この生産計画を立てるのも生産管理のお仕事のひとつです。生産計画は、製品の販売や受注を行っている営業部門の販売計画を元に立てられますので、まずは営業部門とのすり合わせを行います。

製品の受注方法は、その製品が必要な都度に受注を受けて作る「受注生産制」やあらかじめ決められた単位で製品を作り、在庫として管理しながら出荷していく「ロット生産制」などがあります。販売計画や受注方法に沿って、適切な生産計画を立てていきます。また、市場動向や顧客のニーズによって販売計画が変更されることもあるので、それに合わせて都度生産計画の変更も行い、つねに適切に製品がつくられる環境を整えます。

資材の調達・在庫管理

工場で製品を作る時には、原材料が必要です。生産計画で立てられた原材料の量に従った、資材の調達、及び工場内での資材の在庫管理を行います。

工程・進捗の管理

工場で生産管理に従って製品が正しく作られているか、生産工程の管理を行います。また、販売計画の変更に伴って生産計画も変更になった場合は、生産工程内での優先順位の変更や生産量の調整なども行います。

品質管理

工場で適切な環境で製品生産が行われているか、また製品は規格や仕様通りかなど、品質に関する管理を行います。万が一製品不良や異物混入など生産環境由来での不具合が生じた場合には、その原因の究明と再発防止にも努めます。

従業員の割り当て

工場での生産に携わる従業員数の割り当ても生産管理部門で行います。また、退職などで必要な従業員数が減った場合や、工場の稼働率の上下によって従業員数を調整しなければいけない時には、採用に関する業務を行う場合もあります。

営業部門や取引先とのやりとり

販売計画に沿った生産計画立案のための営業部門とのやりとりや、資材の調達先との値段交渉や納期交渉などを行います。

生産管理のお仕事のメリット・デメリット

工場の全体的な管理を行う生産管理のお仕事は多岐にわたります。これから生産管理のお仕事を始めてみたい方にも参考になる生産管理のメリット・デメリットを見てみましょう。

製品の最初から最後まで見守れる

生産管理のお仕事は、工場で製品が作られる計画の立案から実際の生産工程、そして製品が出荷されるまでを管理します。ひとつの製品の最初から最後まで見守れるので、全体的な管理が得意な方には最適なお仕事です。

工場の職種への転職先としても

生産管理のお仕事は、工場でのものづくりを直接行うのではなく、全体的な管理を行います。直接的なものづくりのスキルがなくても、管理能力や分析力、対外への交渉力があればできるお仕事ですので、営業職や販売職など、他業種から工場のお仕事へ転職したい時にも候補に挙がる職種です。一から技術力を付けて働くよりも、今まで培った経験や能力を生かしてキャリアアップしたい方、UターンやIターン転職を考えている方にも工場の生産管理のお仕事は最適です。

工場全体を統括するやりがいがある

生産管理は、工場の司令塔というべきポジションです。工場の全体をコントロールするお仕事はとても高いやりがいがあります。

全体的に給与が高め

工場全体を統括するポジションである生産管理のお仕事は、その工場の中でも勤務年数が高い人や、中途採用でも他の業種でキャリアを積んだ人が選ばれます。取り扱っている業務内容から、生産管理職には手当がつくなど工場の職種の中でも給料が高い職種に入ります。

さらに、半導体や精密機器の工場などクリーンな環境での製造が必要な製品を扱う工場は、都市部から離れた自然環境が豊かな場所にあることが多いですが、生産管理のお仕事なら赴任手当や家族と一緒に住める住居などの待遇が受けられることも少なくありません。

責任がとても重い

生産管理のデメリットといえば、責任がとても重いポジションであることです。適切な生産計画の立案や工程・品質の管理が行われないと製品の不足や過剰在庫、納期に間に合わない、不良品が出るなどのトラブルに繋がります。とても責任感が大きい仕事ではありますが、その分だけ大きな達成感も得られます。

工場の生産管理業務に必要なもの

工場の各工程での作業とは異なるスキルも必要になるのが生産管理のお仕事です。生産管理のお仕事に就くために必要なものを見てみましょう。

リーダーやマネジメント業務の経験

工場の生産管理のお仕事は、工場のお仕事未経験者でも門戸が開かれています。ただし、ほとんどの生産管理のお仕事の求人では、何らかのリーダーやマネジメント業務の経験が求められます。

リーダーやマネジメント業務の経験とは、一般企業での管理職だけではなく、販売職での店舗責任者や時間帯責任者、飲食店での店長や副店長など、会社や店舗などの運用に関わる経験なら職種は問われないことが多いです。リーダーとしての経験や、マネジメント業務で培った知識や技術を生かしてキャリアを積みたい方は、工場の生産管理のお仕事はおすすめの職種です。

臨機応変さ

生産計画は、色々な要因で変更になることがあります。また、営業部門からの急な納期変更や生産数の増加・減少を求められることもあります。さらに、原材料の入手困難などによって、資材の入手が間に合わなかったり、費用が高騰してしまったりもします。これらの状況に対しても常に柔軟に対応できる、臨機応変さが必要です。

全体を見る目

製品の製造を行うひとつひとつの工程では、その工程で任せられた作業だけに集中すれば良いですが、生産管理のお仕事は製造工程を含めて工場生産全てを見なければいけません。そのためには、工場全体を見られる広い視野と、色々な業務を併用して行うマルチタスク能力が必要です。

コミュニケーション能力

生産管理のお仕事は、工場の従業員へ直接指示を行う機会も多いです。さらに、生産管理に携わる人間が変われば、その工場の持つカラーが変わると言っても過言ではありません。工場での生産が円滑に、かつ正確に行われるためには日頃から従業員と適切なコミュニケーションをとる必要があります。

さらに工場内の人間へだけでなく、営業部門や製品の資材調達先などとのやり取りも頻繁に発生します。時には難しい納期や価格の交渉を迫られることもありますが、それらを円滑に行うにも人間性やコミュニケーション能力が必要になります。

体力

急な生産計画の変更が営業部門から入ったり、製品に不良が出たりなど突発的な対応も求められる生産管理のお仕事。さらに、山間部などにある工場から、営業部門のある企業本社や取引先とのやり取りの為に、都心部へ長期出張にでる機会も少なくありません。突発的な対応や長距離の移動などにも耐えられる体力も必要です。

まとめ

工場の生産管理のお仕事を紹介しました。責任感はとても大きいお仕事ですが、その分だけ工場の全体を管理できる高いやりがいがあるお仕事です。さらに、マネジメント能力やコミュニケーション能力を生かして働きたい方や、他業種での経験を生かして工場のお仕事にチャレンジしたい方にもぴったり。好待遇の条件も多い工場の生産管理のお仕事の求人を探してみましょう。

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記事の執筆者

株式会社クリオ はたら工場マガジン編集部
工場経験者も在籍しているはたら工場マガジン編集部が製造業の気になる情報を発信しています。体験者へのインタビューや工場の仕事の裏側もお見せします。