[最終更新日]  [公開日] 2019/10/7

工場の梱包・包装の仕事内容とは?

工場で生産・製造した製品を消費者や取引先へきれいな状態で運ぶために欠かせない作業が、梱包と包装です。

工場内で行われている梱包・包装のお仕事の内容やメリット・デメリット、働くために必要なものについてご紹介しています。

工場の梱包・包装の仕事内容とは

工場で生産・製造した製品はそのままの状態で運ぶことはできません。外部からのダメージや雑菌から製品を守るために、また見た目の見栄えの良さを得るためにも梱包・包装の作業は欠かせません。

梱包のお仕事とは

工場の製品を出荷する時に、外部のダメージから守るために行う作業です。製品を段ボールなどの箱の中に入れたり、発泡スチロールやプチプチなどの緩衝材を使用したりと、製品によって梱包の方法はあらかじめ決められています。また、梱包する製品が精密機器なら輸送中のショックで故障が起きないように低反発の素材を梱包に採用している場合もあります。さらに、梱包する製品が食品なら、食品の鮮度や風味を落とさず衛生的な状態で出荷・輸送されなければいけませんので、冷蔵・冷凍に対応したバリア性の高いパッキング材の利用や、破裂を防ぐために圧縮した状態で梱包するなどの工夫が行われています。

梱包はすでに輸送先ごとの仕分けや不良品がないかの検品が住んでいる製品を梱包しますが、仕分けや検品も梱包の作業の一環として行っている工場もあります。

包装のお仕事とは

工場で作られた製品を外部からのダメージから守るために行うのが「梱包」ですが、外見的な装飾のために行われるのが「包装」です。お歳暮やお中元用のため、または消費者からのニーズに応じて製品を包装紙できれいにラッピングするのが主なお仕事です。なお、仕事内容が包装メインでも、「梱包」の名称で募集されていることもあります。

梱包・包装のお仕事が活躍する業界とは

梱包・包装はどのような場所で行われているのか、工場を含めてご紹介します。

物流業界

インターネットショッピングを利用した消費者の元へ配送する際に、物流倉庫から製品を取り出し梱包を行い配送します。また、ギフトラッピングを承っている場合は消費者の要望に合わせて包装した上で梱包、出荷します。

小売業界

デパートやスーパーなどで、消費者からの要望に応じ、販売している商品を包装します。また、配送を頼まれた時には梱包の上で商品を出荷します。お中元やお歳暮の時期、クリスマスや母の日・父の日などイベントの周辺には、梱包や包装のニーズも高まり店員だけでは追い付かないため、梱包や包装のお仕事を短期間だけ募集することも多いです。

製造業界

製造業界では、工場内で作った製品を出荷する際に梱包作業は欠かせません。また、近年ではお中元やお歳暮の時期になると、あらかじめ工場で製品の包装も担い、出荷することも多くなりました。

なお、工場での梱包作業で使用される素材のことを「包材」と呼びます。製品の用途に応じて色々な包材が工場内では使用されています。工場での梱包は、荷造りのためだけでなく製品の品質を保ったまま出荷することを目的としているので、人間の手による梱包だけでなく、包材を圧縮機などの特殊な機器を使用して梱包することも多いです。

シュリンクフィルム

透明なフィルムで製品を密封状態で梱包する方法を「シュリンク包装」と呼びます。シュリンク包装に使われる包材はシュリンクフィルムと呼ばれ、お肉や野菜、パンなどの食品からカップラーメンなどの保存食、書籍やCD、化粧品など幅広い製品に用いられています。

パレットストレッチフィルム

工場内で製品をパレットと呼ばれる荷台に積んで運ぶ方法をパレット輸送と呼びます。パレット輸送時に製品を外部からのダメージから守る梱包方法が、パレットストレッチ梱包です。パレットストレッチ梱包では、製品に直接負担がかからない伸縮性のある透明なパレットストレッチフィルムが包材として使用されています。缶や紙パックなどの飲料、お米や小麦粉などの食品から、飼料やセメントまで幅広いパレット輸送時に使用されています。

紫外線カットフィルム

透明フィルムで内容が見えるものの、紫外線を98%以上カットできるのが紫外線カットフィルムです。医薬品や化粧品など、紫外線によって成分が変化してしまう製品の梱包に使われています。

蒸着フィルム

特殊な技術によって、フィルムとアルミを繋ぎ合わせた包材が蒸着フィルムです。高いバリア性と気密性を持っているので、食品や医療品、生活用品だけでなく精密機器などの梱包にも用いられています。

パウチ用包材

食品の鮮度はそのまま梱包できる包材がパウチ用包材です。そのまま湯煎できるものや電子レンジ対応のもの、スタンドパック形状で汁物にも使えるなど多様な包材が使用されています。

工場の梱包・包装の仕事で働くメリット

工場の梱包・包装のお仕事のメリット・デメリットをご紹介します。

未経験者でも気軽にできる

工場の梱包・包装のお仕事には特別な資格や免許は必要ありません。以前デパートやショップの店員をしていたなど、梱包や包装に携わった職務経験があればプラスになりますが、未経験からでもチャレンジしやすいお仕事です。また、ほかの工場のお仕事のように腕力や体力が必要だったり、特殊な機械を動かしたりする必要はほぼないため、気軽に挑戦できる職種でもあります。

期間限定で働きたい人にもおすすめ

特に工場の梱包・包装のお仕事はその製品のニーズが高まりやすい時期に期間限定で大量募集されることが多いです。一般的なのが、物流業界・小売業界におけるクリスマスや年末、イベントごとの梱包・包装のお仕事ですが、製造業界である工場でも、製品のニーズが高まる時期には稼働率を上げて大量生産・出荷を行うので、梱包・包装を担う人員も足りなくなるので、期間限定での募集もたくさんあります。そして、物流倉庫や小売店では包装が間に合わないため、工場で包装まで担って出荷することもあります。しかも、期間限定ながら時給が高い傾向にあります。

夏休みや冬休みなどの休み期間を利用してアルバイトとして働きたい人や、旅行資金などで一時的に副業として働きたい人にもおすすめの職種です。派遣なら一日だけのお仕事や、日払い・週払いに対応している工場の梱包・包装の求人も多くあります。

深夜稼働している工場ならさらに稼げる

工場の中では24時間稼働しているところも多く、梱包・包装のお仕事でも深夜帯のシフトが組まれていることがあります。工場で深夜帯に働くと、深夜手当として基本給の25%が得られるため、深夜帯を利用してしっかり稼ぎたい人にも働きやすい職種です。

マイペースで作業ができる

工場の梱包・包装のお仕事は、ひとりひとりに作業が割り当てられてこなしていきます。配分された仕事をきちんと終わらせられるなら、マイペースに作業ができるので急かされたり話しかけられたりするのが苦手な方でもチャレンジしやすい職種です。

工場の梱包・包装の仕事のデメリット

冷蔵庫や冷凍庫に入る事がある

工場の梱包・包装のお仕事は製品を取りに行くため、または梱包・包装した製品を保管するために業務用のウォークイン冷蔵庫や冷凍庫に入ることがあります。一瞬ですがかなりの寒さなので、最初は戸惑う方が多いですが慣れてしまえばスムーズに製品の取り出しや保管が可能です。

手先の作用が苦手な人には向いていない

特に工場の包装のお仕事は、色々な気持ちを込めて届けたいお客様のニーズに合わせたラッピングをしなければいけません。きれいなラッピングを手早くしなければいけないので、手順をすぐに覚えたり、手先を動かしたりできる器用さが求められます。細かい作業が苦手な方に包装のお仕事は向いていませんが、梱包なら決められた手順さえ覚えれば器用さが求められないお仕事もあるので、求人内容をしっかり確認して自分に合ったお仕事を探すのがおすすめです。

工場の梱包・包装のお仕事に向いている人

工場の梱包・包装のお仕事にチャレンジする前に知っておきたい、必要なものを紹介します。

コツコツ作業ができる根気

工場の梱包・包装のお仕事は周りとコミュニケーションを取ることなく、一人で黙々と与えられた仕事をこなしていきます。単調な作業でも集中力を切らさず、コツコツ作業ができる根気が求められます。

ある程度の体力

工場の梱包・包装のお仕事は立ちっぱなしで作業を行うところも多いので、ある程度の体力も必要になります。腰痛になりやすいなどで立ちっぱなしの作業が辛い場合は、座ったままで作業を行う梱包・包装のお仕事もあるので、応募前にお仕事内容を確認しましょう。

自分で創意工夫ができる人

工場の梱包・包装のお仕事は作業ノルマが決まっているところも多いですが、自分で創意工夫を行うと作業効率が上がり、より早く正確な梱包・包装が可能になります。日々の仕事の中でも仕事をより効率よくするために創意工夫ができる人は、より梱包・包装のお仕事に適しています。

まとめ

工場の梱包・包装のお仕事の内容やメリット・デメリットについてご紹介しました。消費者のニーズに合わせて工場の梱包・包装のお仕事も多様化しており、今後の活躍も期待できる職種です。

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記事の執筆者

株式会社クリオ はたら工場マガジン編集部
工場経験者も在籍しているはたら工場マガジン編集部が製造業の気になる情報を発信しています。体験者へのインタビューや工場の仕事の裏側もお見せします。