[最終更新日]  [公開日] 2020/7/13

工場転職で失敗し続けた筆者が作った!失敗しない転職マニュアル製造業編

工場で働いていて転職したくなる、仕事を変えたけど前のほうがまだマシだった!なんて経験はありますか?

かくゆう筆者は工場で何年も働きましたが、失敗したなという感じたことが何度もあります。

そんな筆者でも試行錯誤を続けるうちに、3つのポイントに気を付けた結果、工場での仕事選びが劇的に改善しました。

今回は誰にでも使える、工場の転職マニュアルとして紹介します。

記事の執筆者

山本大地
ライン工歴3年、工場勤務経験は6年。地方の工場勤務からその後WEB業界へ。派遣社員時代にさまざまな業種の工場へ出向し、工員としての経験が豊富。

譲れないことを1つ決める

もらえる給料、やりがい、人間関係、人によって仕事になにを求めるのかは違いますよね。

ひとえに転職の失敗と言っても、1つ1つの理由は異なりますが、「仕事で求めたことが手に入らない状況」なのは同じです。

転職で失敗しないためにはじめにすることは、優先順位を決めることです。一番嫌なこと、あるいは一番重要なことを決めてしまいます。

すべての条件が合う職場というのは存在しないので、仕事で大事な部分が得られていればある程度妥協もできるようになります。

こういった感じで、失敗しないというだけで行動すると、シンプルに働く環境が改善されていきます。

まずはここだけは譲れない!といったことを1つ決めてみましょう。

以下は、工場で働いている人の主な転職理由です。ここで挙げられている転職理由も参考にどうぞ。

工場で働く人の転職理由

工場での転職失敗例として参考にしてみましょう。

  • 給料が安い
  • 上司とあわない
  • 残業が多い
  • やりがいがない(つまらない)

こんな転職理由も

知人や知り合いなどの工場ワーカー、筆者の経験からこんなのも結構転職理由になります。

  • 想像してたのと違う
  • 待遇が悪い
  • 体力的にきつい
  • 精神的に消耗する

自分にあう工場求人の探し方

これだけは!というモノが決まれば、あとはそれに沿った仕事を探すだけです。

工場や製造業から希望通りの求人を探すには、一定の法則に従えば見つかりやすくなります。

たとえば「給料の高い夜勤で働きたい」なら、「工場が24時間フル稼働になる製造オペレーターを探す…」のように、目的に沿った探し方をするのが効率的です。

いやいや製造オペレーターってなに?そもそも工場の仕事について詳しくない!という人もご安心を!

工場や製造業に関わるよくある仕事内容と、その仕事の特徴をまとめました。

さらに筆者の評価として、給料の良し悪し、体力が必要な仕事かどうか、メンタルが消耗するかも、などの指標も付け加えています。

工場についてまったく知らない!という人でもイメージしやすいようにまとめていますので、ぜひ転職活動にお役立てください!

工場の業種別の仕事内容

工場での仕事が未経験な人でもイメージしやすいように、工場でよく募集されている仕事とその特徴についてまとめました。

ひとえに工場の仕事といっても担当業務で作業はバラバラ。配属先によってなにをするのか?は全然変わるのですが、細かい部分を追及するとキリがありませんので、業種という大きな枠で分類しています。

あくまでこのような傾向という認識で、自分に合いそうな仕事を探してみてください。

製造オペレーター

自動で動いている機械を止めないようにサポートするのが主な役目となります。

フルオートメーション工場では、製品の加工や生産を機械が自動で行います。

オペレーターの仕事内容は、材料の補充やエラー対応、仕上がった製品の検査、梱包などを行います。

機械は24時間フル稼働するため、2交替や3交替勤務のシフト制で、夜勤が避けられないことが多くなります。

向いている人

力を使いませんし、作業中も担当する範囲内である程度自由に行動できる仕事です。

単独での作業が多くなるので、人とあまり関わらなくていい仕事です。

夜勤もありますし、筆者は個人的に好きな工場の仕事です!

1人で複数台の機械を担当するため、作業の優先順位や効率的に回すための工程を頭で組み立てる必要があります。

力仕事ではないため、女性従業員も配属されますが、エラー対応が求められるのでまったくの機械オンチだと慣れるまで大変かもしれません。

似通ったエラーが多いので、特定の機械の決まった工程で起こりやすい傾向があります。

慣れれば機械のクセがわかってくるので対応も楽ですし、ほとんどエラーがないということもあります。慣れの部分が大きい印象です。

評価

向き合う対象は機械が中心なので、体力・メンタル面共に楽です。

製造オペレーターの評価
給料 普通
体力
メンタル
技術 簡単
やりがい 普通

ライン作業

各ライン担当者が、コンベアから流れてきた加工品や部品に手を加えて商品にします。

食品工場や機械部品、期間工などの自動車製造など幅広い業種で募集されています。

ベルトコンベアから流れてこないケースでも、ライン作業として求人募集されていることもあります。

そういったケースでは作業が上流から下流へと連動していることで、1つの工程を担当することになります。

向いている人

機械で自動化しにくい作業で、一つ一つに時間をかけない細かい作業が多くなります。

コンベアのスピードも遅くはありませんから、細かい作業を手早くできる人に向いています。

また商品を作りあげる1つのラインをグループで担当するため、作業には連帯感があります。

人との距離感が物理的にも近くて、それでも気にならないタイプにおすすめです。

トイレに行きづらいなどは経験上ありませんでしたが、長時間離れたり、頻繁に行くのは少し気を使います。

評価

ライン作業は業種も幅広いため評価も大きく変わります。

通常のライン作業では給料も体力面も普通です。期間工の場合は給料が高く体力面できつくなります。

ライン作業の評価
給料 普通~高い
体力 楽~きつい
メンタル 普通~きつい
技術 簡単
やりがい 少ない

軽作業

わかりやすのは倉庫でのピッキング作業、スーパーの品出しなど、主に未経験でも簡単にできる業務を軽作業とひとくくりに呼んでいます。

そのため工場の軽作業でも、検査・検品だったり、シール貼りや梱包だったりと、工場ごとに異なった作業を担当します。。

向いている人

誰でもできるような簡単な仕事を任せられるため、工場の仕事が未経験だったり、ブランクのある主婦の方に向いています。

単純作業ということもあるため、給料面ではあまり期待できませんが、経験がなくても働きやすいのが魅力です。

昼食後は眠くなったりしますから、持ち場から移動できない作業だと少し歩いて気分転換…という訳にもいかず、そういった職場環境ですと睡魔と戦う!といったこともしばしばあります。

評価

軽作業の評価
給料 安め
体力
メンタル
技術 簡単
やりがい 少ない

運送系

製造業に関わる運搬の仕事では、工場内での移動、小売店や消費者へ運ぶ仕事があります。

工場外での運搬には大型トラックでの配送・集荷、物流工場や倉庫ではフォークリフトなど、運転には特別な免許が必要です。

AIの進歩はいずれ人から仕事を奪ってしまうとも懸念されていますが、自動運転技術の実用化はまだ当分先だとみられています。

ネット社会の進歩によって、場所にしばられない便利な世の中にはなりましたが、最終的に物流を支えるのには人の存在が必要不可欠。

筆者個人の考えとしては、大型トラックなどの運送業界は、将来的に仕事に困らないのではないかとみています。

向いている人

運転が苦ではない、または得意な人に向いている仕事です。

トラックでは荷の上げ下ろし作業が含まれることもあるため、体力や腕力が必要になることもあります。

フォークリフトなどはスピーディな作業が求められますが、力仕事はほとんどありません。

単独での作業が多いため、人付き合いが苦手な人にもおすすめです。

評価

フォークリフトなどは職人的な人も多いことから、手早くできないとドヤされることも。

運送系の評価
給料 高め
体力 普通~楽
メンタル 楽~きつい
技術 普通~難しい
やりがい 普通~あり

資格系の技術職

工場や製造業系の資格を活かした仕事もあります。

資格の種類や経験によって、給料が高い転職も可能です。

特定の資格を持った人材を現場に常駐させなければならない、必置資格(ひっちしかく)、資格保有者しか作業できない業務独占資格など、使える資格を持っていれば常に一定の求人需要が見込めます。

向いている資格

工場や製造業に関わる資格は多くありますが、求人需要の高い資格がおすすめです。

工場や製造業、メンテナンス系で役に立つ資格
資格/免許 種類
フォークリフト 国家資格、業務独占
玉掛け 運送
大型トラック 国家資格、業務独占
クレーン運転士 国家資格、移動式は業務独占
2級ボイラー技士 国家資格、業務独占、必置
第ニ電気工事士 国家資格、業務独占
危険物取扱者乙種4類 国家資格、業務独占、必置
第三種冷凍機械責任者 国家資格、必置
電験3種
(第3種電気主任技術者)
国家資格、業務独占、必置
ビル管理士
(建築物環境衛生管理技術者)
国家資格、業務独占、必置
エネルギー管理士 国家資格、業務独占、必置
機械加工技能士
(NC旋盤、マシニングセンタ)
国家資格
アーク溶接 国家資格、業務独占
ガス溶接 国家資格、業務独占

上記で挙げた資格は求人数が多いので、転職に役に立ちます。

フォークリフトなどは数日で取得可能ですし、独学でも十分取得可能です。

資格を持っていれば未経験でも募集はありますので、転職を前提に働きながらの資格挑戦もおすすめです。

誰でもできる仕事からのステップアップとして、使える資格を持つことで転職を成功に導くのは間違いありません。

失敗しない工場の仕事探し

工場や製造業の仕事を探すのは、雇用形態で分けて考えるとスッキリします。

正社員、派遣社員、アルバイト(パート)の3つの探し方を紹介します。

正社員

正社員の工場求人を探すのは以下の順がおすすめです。

  1. ハローワーク
  2. 求人情報サイト
  3. 転職支援サービス

当サイト「はたら工場」では、ハローワーク、複数の求人情報サイトの情報を掲載しています。

はたら工場の求人情報はこちら

ハローワークの求人数が圧倒的

正社員の工場求人を探すのは、求人数が圧倒的に多いハローワークから探していきましょう。

求人情報サイトは正社員の求人が少ない

求人情報サイトには、ハローワークに載っていない求人情報も掲載されていることがあります。

工場ワークスジョブコンプラスのような、工場や製造業求人のみを扱う専門サイトをみるのが効率的です。

一般の求人情報サイトにも求人情報はありますが、正社員での募集はあまり多くありません。

求人探しに困ったら転職支援サービス

転職支援サービスは、求人探しから入社までをサポートしてくれるサービスで、希望の条件に合う仕事を紹介してくれます。

求人探しに困ったり大手企業の求人を探したりするのに役に立ちます。

給料や待遇面での交渉、工場系の資格を持っていると優遇されやすくなります。

工場・製造業の転職エージェントは少ないのですが、リクルートエージェントが比較的求人数を持っています。

派遣会社

工場や製造業には、派遣会社経由での仕事もあります。

なぜ派遣会社にわざわざ登録して、仕事を紹介してもらうのかというと、そのほうが給料や待遇が良くなるからです。

条件がいい求人だなと思ったら、派遣会社の求人だった経験はないでしょうか。

アルバイトやパートとして契約するよりも、派遣社員として働く方が時給が高くなることがほとんどです。

また事前に職場環境なども教えてもらえる(マイナス面も教えてくれます)ので、失敗が少ないのも派遣を通すメリットです。

派遣会社はどこがいい?

派遣会社は「工場・製造業専門の派遣会社」と「一般求人も扱う派遣会社」の2つがあります。

専門の派遣会社のほうが、求人数も種類も多いのでおすすめです。

工場・製造業専門の派遣会社でも、それぞれ特徴が違いますが、以下の3社から検討してみるといいと思います。

工場や製造業専門の派遣会社
派遣会社 特徴
テクノ・サービス 地方の求人も多い
日総工産 工場特有の求人が豊富
ランスタッド 単発求人もある

いまは良さそうな求人がなくても、派遣会社に登録しておけば、条件にマッチした求人をメールで通知してくれます。

派遣の求人は早い者勝ちなので、複数社に登録しておくのがおすすめです。

アルバイト・パート

工場系のアルバイト、パートの募集も、ハローワークが圧倒的に多くなります。

まずはハローワークの求人情報を探してもいいですが、時給が高いケースが多い派遣会社を探すのもいいと思います。、

まとめ

工場で失敗しない転職方法は以下の3ステップでした。

  1. まずは優先することを決める
  2. 特徴から業種を決めておく
  3. 雇用形態から仕事を探す

工場転職の際は、こちらをぜひ検討してみてください。